マレーシアは多民族国家として知られています。国の柱となるのはマレー系(ムスリム)、中華系、インド系の三大民族です。

それぞれの民族のお正月(厳密にいうと重要な祝日)は国民の祝日(National Holiday)となっています。特にクアラルンプールは毎回お祭りムードに包まれ街中がそれぞれの民族の特色あふれるデコレーションに包まれます。
2026年2月はチャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)の真っ只中。中国以外にも東南アジアを中心とした中華圏では祝日となったり盛大に祝うところが多くなっています。
パビリオンKLのデコレーションは必見!
クアラルンプール市内では赤を基調としたデコレーションが真っ盛り。中でもブキッビンタン(Bukit Bintang)中心部の商業施設パビリオンKL(Pavilion KL)では毎回スケールの大きなデコレーションが話題となります。

今年の干支は馬。前進、飛躍、強健、陽気の象徴であり目標達成や商売繁盛の吉祥の動物とされています。
馬をモチーフとしたデコレーションやカルーセル(回転木馬)などのイベントも登場し華やかさの中にも力強さが感じられる今年のCNYです。
KLのチャイニーズニューイヤーでお得や狙い目なのは
赤い色であふれるクアラルンプール。さまざまなイベントなどが行われます。またこの時期は一年で一番セールが盛り上がるとき。
ショッピングモールやスーパーだけではなくワトソンズ(Watosons)、ガーディアン(Guardian)といったファーマシー(日本でいうドラッグストア)でもお得なセールや景品のプレゼント、抽選会などを開催しているので見逃せません。
中華圏で縁起のよい数字とされる「8」を中心に、商品券(またはアプリ内で使えるキャッシュ)プレゼントや、1個買うと1個もらえるキャンペーン(buy 1 get 1 free)などが行わています。
筆者もとあるショッピングモールで一定額の買い物をした際にくじが引いてRM88(約3465円)分のアプリで使えるバウチャーが当たりました。また買い物をしてショッピングバッグをもらったり、食べ物を保存するジャーや保温タンブラーがついてきたりしました。

オンラインショッピングなどもここぞとばかりにセールがあるのでこの時期を狙って買い物や家電の買い替えなどを検討してもよいかもしれません。
縁起物の中華系のスナックも登場します。

マレーシアの定番みやげ(マラッカの郷土菓子)の一つパイナップルタルト(鳳梨酥/Nyonya Pineapple Tarts)やココナッツ風味のクッキークエ・バンキッ (Kueh Bangkit)もこの時期によく見かけるスイーツです。
日本人の口にも合う手軽で季節限定色の強く、しかも定番ではないちょっとレアなおみやげとしておすすめします。
スーパーやショッピングモールの催事場、またベーカリー(ラベンダーなどKL内のチェーン系ショップ)などで購入できます。
大人ももらえる!?日本のお年玉のようなアンパオ
チャイニーズニューイヤーといえばアンパオ(紅包/Ang Pow)。
日本でもお正月にはお年玉がもらえますが主に大人から子どもへの習慣。中華圏のチャイニーズニューイヤーではこのアンパオがいろいろなところで渡されます。
もちろん大人から子どもにも渡すのですが、その他にも例えばコンドに住んでいる場合、ゲートにいるガードさんや清掃スタッフ、管理事務所(マネージメントオフィス)のスタッフにも渡したりします。
また食事に行った先のレストランの顔馴染みのスタッフや知り合いの子どもなどにも渡すこともよくあります。

この時期はアンパオをたくさん用意する必要があるのですが、買うだけではなく例えばショッピングモールのプロモーションやショップなどでも一定額の買い物をするともらえる、あるいは配布されているということがあるので普通に買い物をしていても意外と手元にたくさん集まりやすいかもしれません。また催事のストールなどもあるのでそちらで買っても。
アンパオに入れる金額ですが目安としてはRM5〜20(約198〜794円)ほど。数多く渡すので一包あたりの金額は少なめですが渡す数が違うというのもあります。RM5は子ども向けとなります。
なお中華系だけではなく他民族にも配ってもOKです。
日本人は中華系と区別がつかないため、この時期はなんとなくアンパオを期待されているような感じになってしまいます。
飲食店が一斉に休みをとってしまうチャイニーズニューイヤー
普段は年中無休の中華系飲食店ですが、チャイニーズニューイヤーだけはしっかり休暇をとっています。
もちろんマレー系、インド系のお店は通常どおり営業していますが中華系が多いエリアは閑散としています。また帰省などで高速道路が渋滞するので郊外に旅行に行くときは要注意です。
逆にクアラルンプール中心部が意外と空いているのがこの時期です。道路などの渋滞も少なく日本のお正月でも東京や大阪などの中心部が同じような感じになるのと似ていますね。

暦の関係で何年かに一度チャイニーズニューイヤーとハリラヤ(マレー系の祝日)が重なったりします。今年はすでにラマダン(断食月)が始まっています。このような体験ができるのも多民族国家マレーシアならではです。

