マレーシア旅行に限らず海外でスマホを利用する場合の選択肢が増えてきました。
以前は主に空港でマレーシアのSIMカードを購入設定する方法をお伝えしてきましたが、2026年は従来よりもより便利な選択肢も増えています。
そこで今回はマレーシアに滞在する目的、期間、利用の手軽さ、予算によってどの方法が合っているのかお伝えしたいと思います。
まず最初に日本を出発する前に以下の2点を確認します。

①SIMロック解除
ドコモユーザの方は要チェックです。2021年以前にドコモなどでスマホを購入している場合、SIMロックがかかっていることも。該当するのであればキャリアのマイページで「SIMロック解除」を済ませておきます。
②アプリやOSなどのアップデート
地図、翻訳、旅行系などのアプリやOSを日本にいるうちに最新版にアップデートします。またGrab(タクシー配車アプリ)は移動に必須なのでダウンロードしておきます。
マレーシア入国にあたり2023年12月1日からデジタル入国カードが必要となりました。詳細は以下の在マレーシア日本大使館の公式サイトからも確認できます。
※デジタル入国カード登録は無料です。カード番号の入力を求められることはありません。
マレーシアでインターネットを使う4つの主な選択肢

マレーシアではショッピングセンター、飲食店やホテルなどの公共の場所でフリーWi-Fiが利用できることも多いです。特に飲食店などでは店内にパスワードが書かれた紙が貼られていたりと大変便利です。
とはいえスポットでしか使えないのは不便で不安だと思います。そこで今回はマレーシアでインターネットを使う以下の4つの選択肢をまとめてみました。
1.日本で使っている通信会社の海外ローミングを使う
スマホの設定でデータローミングをオンにするだけ。最も簡単な方法ですが初期設定されたギガを超えたり、有料オプションの場合は利用料金は高くなることも。
ただし日本で使用しているSIMカードの入れ替えが不要なので紛失や破損といったリスクを考えると安心。日本の電話番号もそのまま使えます。
以下は利用できるキャリアのプラン例です。
| 通信会社 | プラン例 |
| ahamo | 最大30GB/15日まで無料追加料金なく利用可能 |
| 楽天モバイル | 海外ローミング利用毎月2GBまで無料+追加購入可能 |
| au | 対象料金プランであれば毎月15日分無料、加入していない場合は事前予約で800円/24時間または1,000円/24時間の定額で利用可能 |
| docomo | 「WORLD WING」契約後、定額サービスなどの有料オプション利用可能 |
| SoftBank | 「海外あんしん定額」の有料オプションで3GB(24時間)/980円〜 |
※海外データローミングについては各キャリア公式サイトを参照してくださいね。

2.海外で使えるeSIMアプリを入れて設定する
物理的SIMカードを抜き差しが不要の「eSIM(イーシム)アプリ」で最近主流になりつつあります。筆者も2月にマレーシアからタイに2泊3日で行った際に使用しました。
eSIM対応の機種が必要で現在のところ物理SIMよりは若干割高感がありましたが海外データローミングよりは安いといった印象です。
空港で現地の通信会社に行かなくていいのと通信プランが自分で選べるのは便利。
ただし入国前に設定とデータ(ギガ)の購入が必要です。プロファイルのダウンロードなど事前にすべきこともあります。
注意点としては主回線(メインの通信会社)をオフにして副回線にして使うため電話番号が使えません。またマレーシア在住の方は日本に一時帰国する際にも利用可能ですが、電話番号がないことにだけ注意しましょう。
アプリによっては「アジア複数国プラン」など国をまたいで利用が可能なプランも提供されています。
2026年現在にオススメのeSIMアプリをいくつかご紹介します。
| eSIMアプリとその特徴 | |
| トリファ(Trifa) | 日本発のアプリ。サポートも日本語でOK |
| アイラロ(Airalo) | 現在世界最大級のカバー率。マイナーな国に行く人にもオススメ |
| オラフライ(Holafly) | 無制限プランがある。中国、台湾、韓国などでコスパがよい |
| ジェットパック(Jetpac) | 飛行機遅延時にラウンジが利用できるプランなど付加要素がある |
それぞれ特徴があるのでマレーシア以外の国へ行く場合もメリットを比較して選んでみてはいかがでしょうか。

3.マレーシアのプリペイドSIMを買う
これは従来通りの方法でKLIA=Kuala Lumpur International Airport(クアラルンプール 国際空港)などで物理的SIMを購入して日本のSIMカードと入れ替えて使える方法です。
最大のメリットは安いことそして現地の電話番号も使えること。これは緊急時などに非常に安心です。また日本の通信会社がeSIMの場合、機種によってはデュアルSIMで使えます。
KLIAは1と2がありますがどちらも税関を抜け到着ロビー(待ち合わせなどをするパブリックエリア)付近にはマレーシアの通信会社の店舗があります。どこの店舗でもスタッフにパスポートを提示しスマホを渡し希望利用日数を伝えるとSIMの入れ替えから設定までやってくれます。
Maxis、CelcomDigi(2022年CelcomとDigiが合併して誕生したマレーシア最大の通信会社)などの他に一例となりますがMVNO(プリペイド通信事業社)のTuneTalkは2週間20GBでRM20(約809円)という格安のプランなども販売しています。
現在のところ一番コスパがいいのがこの方法ですが、日本の物理的SIMをなくさないように注意が必要です。
なお日数以上使う場合はトップアップ(チャージ)することプリペイド携帯として引き続き期限なく使えます。
4.ポケットWi-Fiのレンタルをする
家族や友人など複数人で一緒に行動するのであればWi-Fiをレンタルするとコストが抑えられます。
Wi-Fiにつなぐだけなので面倒な設定が不要なのが最大のメリットです。またセキュリティが高いのも安心。フリーWi-Fiが不安な場合はオススメです。
日本の空港でレンタル、現地でレンタル、自宅配送など選択肢があるのも魅力。
また何人かで利用できるだけではなくスマホ以外にPC、タブレットなどの端末も接続できるのも便利(最大接続台数は決まっているので注意)。
またデータ無制限プランも多いので現地で動画のストリーミング、マレーシア移住初期に家を借りてネットが開通していないときなど一時的に利用することもできます。
格安プランで400円前後/1日、標準的なプランで700円/1日ほどが目安です。
ただし別行動が多い場合、充電は必須(またはモバイルバッテリーと充電ケーブルを携行)、ルーターによっては重いなどに注意しましょう。

マレーシアでネットを使うにあたり選択肢が増えてきました。渡航目的や予算によって検討し準備しておくことで入国後すぐに使えるのは心強いですね。

