マレーシアでオールインクルーシブで滞在できるホテル

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世界の国の中でも高級ホテルの宿泊料金が安いことで知られているマレーシア。しかしここ数年は人件費や物価上昇傾向のためコロナ前と比べると事情が変わりつつあります。

またリゾートのビーチやプールサイドでお酒を楽しむ人も多いと思いますが、マレーシアはイスラム教を国教とするためノンハラル(イスラム教の教えで許されていないものとして禁止されている)酒類には高額の税金がかけられているため日本よりも高額となります(※)。

※……酒類はノンハラルですが、マレーシアではイスラム教徒(ムスリム)以外の民族や外国人の飲酒に関しては制限はありません。またラウンカウイ島(Langkawi)など地域全体が免税になっているリゾートなどもあります。

リゾートを訪れても食事や酒類が別料金の場合、宿泊代が安かったとしても思ったよりも宿泊料金が高くつくこともあります。

そこで今回お伝えするのは滞在先選びの選択肢の候補として日本でも最近増えつつある、オールインクルーシブ(all inclusive)の宿泊施設です。

リゾートに多いオールインクルーシブのホテルや宿泊施設とは

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オールインクルーシブの場合、軽食を含む食事、アルコールを含むドリンク類、滞在中のアクティビティなどが全て宿泊料金に含まれています。ただし宿泊施設によって含まれる範囲は異なります。

一例として朝食昼食夕食だけではなくそれ以外の時間は軽食のサービスもあったり、終日アルコールを含む飲みものを提供。リゾートの場合はプール、ジムの利用やアクティビティやエクササイズプログラムの参加も含むというところもあります。

ただし宿泊施設によってアルコール、アクティビティの一部が別料金だったりということもあります。このようにオールインクルーシブといってもさまざまななので、事前に滞在予定先の公式サイトで含まれるサービス内容や料金などを調べておくことが重要です。

オールインクルーシブプランがあるマレーシアの宿泊施設

マレーシアリゾートビーチ海

マレーシアは離島やリゾートも多く、オールインクルーシブのサービスを提供している宿泊施設がいくつかあります。今回はその中からいくつかをお伝えします。宿泊料金はピークとオフピークで2倍近く差がでることもあるので、予約時にはスクールホリデー、祝日、振替休日のある週末などに注意しましょう。

クラブメッドチェラティン(Club Med Cherating)

ヨーローッパ発のクラブメッドはオールインクルーシブのリゾートチェーンで知られています。マレーシア唯一のクラブメッドチェラティンは美しい海岸線で知られるマレー半島の東海岸にあり、クラブメッドのリゾートの中でも最大級の敷地を誇ります。

朝昼夜の食事に軽食、終日のドリンクサービスはアルコール類も含まれます。また乳幼児や就学児童も楽しめる多様なアクティビティがあり飽きることはありません。

オールインクルーシブの場合オプションとなり通常の宿泊料金に加算しなければいけないことが多いのですが最初から宿泊料に全て含まれているのが特徴です。ただしクラブメッドは素泊まりや朝食のみといったプランは提供していないようです。

ペランギビーチリゾート&スパ(Pelangi Beach Resort & Spa)

マレーシアで人気のリゾートアイランドのランカウイ島(Langkawi)の北西部にあるプライベートビーチに面したホテルです。敷地内のプールサイドではゆっくり過ごすことができ、またキッズプールもあるので子どももたっぷり楽しめます。

宿泊料金に追加することでオールインクルーシブのプランが提供されています。ただし繁忙期には利用不可日(ブロックアウト)があるなど利用条件が設定されています。主な内容は、昼食は3カ所あるレストランのいずれかで。夕食はカップル向け、ファミリー向けそれぞれにセットメニューが選べます。またラウンジ、プールバーなど数カ所で12:00〜23:00まで軽食が食べられます。飲み物はオールインクルーシブのプラン専用のドリンクリストの中から選ぶことができます。ただし部屋のミニバーなどは利用できません。

ラグーナレダンアイランドリゾート(Laguna Redang Island Resort)

マレー半島の東側、南シナ海に浮かぶレダン島(Redang Island)にあるホテルです。ホテルの真正面にエメラルドグリーンの海と白砂のビーチが広がっている人気のリゾート。シュノーケリングやダイビングスポットとしても知られ、ウミガメの泳ぐ大自然の中にあります。

宿泊料金に追加することで3食つきのフルボード(オールインクルーシブ)にすることができます。アップグレードすることでシュノーケリング、クアラトレンガヌ↔︎レンダン島などが付帯します。離島では食事の場所などが限られるため、最初からオールインクルーシブにしておいた方が効率がよい場合もあります。

イーグルランチリゾート(Eagle Ranch Resort)

ローカルに人気のリゾート地ポートディクソン(Port Dickson)にあるテーマパークのようなリゾート。クアラルンプールから北西に車で1時間半ほどの距離に位置します。マレーシア×アメリカのウェスタン時代の世界観が広がっていて宿泊もログキャビンやテントだったりとイメージそのまま。

宿泊料金に朝食は含まれていますが、プランによってはオールインクルーシブとなります。その内容はプランによって異なりますが、昼食や夕食が含まれる、一部アクティビティが参加できるなどとなっています。またホリデーには期間限定のプランもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

マレーシアリゾートビーチ海

オールインクルーシブは和洋中の他ローカル料理などビュッフェスタイルの食事が多く、レストランを決める、外国語でのオーダーなどめんどうな手間や不安なしに滞在を楽しめるのが特徴です。もちろん食事代の心配もなく、通常にレストランなどで食事をする場合に必要な請求書のチェックなども不要です。

また小さい子どもが一緒だったりしても食事内容のみならずサポートなどが整っていることもあったり、一定年齢まで子どもの料金は無料などといったこともあるようです。

アイランドリゾートなどのホテルや。それ以外でも完全に宿泊者のみが利用できるようなスタイルになっていることが多いです。ホテルや施設の敷地内で飲食やアクティビティが完結するため滞在型の休暇となりリラックスしたりゆったりとした時間が過ごせるのが魅力です。ただし外に観光に行きたいのであまりホテルや部屋にいない、食事は含まなくてもいいというのであればあまりメリットはないかもしれません。

何も気にせず楽しめるオールインクルーシブの宿泊施設でマレーシアでリラックスしてみてはいかがでしょうか。ただし、ホテルによってはプランを休止、廃止していることもあります。事前に目的地のホテルで確認をするようにしてくださいね。