電車で古都イポーへ!ウォールアートと歴史の街へ日帰り旅行 その1

マレーシア生活,電車,旅,イポー

マレーシアは休日に観光地へ出かけたり、あるいは旅行をする際には長距離バス、LCCなどもあるためかなり便利です。

日本国内は鉄道網が充実しているので新幹線で数百キロの移動などが定着していますが、マレーシアでは鉄道は長距離移動をメインの選択肢ではないかもしれません。どちらかというとLCCや長距離バスでの移動がメインではないでしょうか。郊外に出ると公共交通機関はほぼないので車やバイクが移動手段となります。

クアラルンプール首都圏は公共交通網が発達していています。マレー鉄道(近郊の通勤電車として機能するKTMコミューターと都市間高速電車のKTM ETS)とラピドKL(Rapid KL)を利用することで日本の大都市のように移動が可能です。

旧国鉄であるマレー鉄道(KTM=Keretapi Tanah Melayu /Malayan Railways)はマレー半島を縦断し国境を越えタイまでつながってはいるのですが、日本のJR新幹線のような感覚ではありません。

ただし主要都市を結ぶKTM ETSは郊外の観光地や古都イポー(Ipoh)などへ快適な特急電車を運行しています。特にイポーへは日帰り出張のビジネスパーソンや旅行客などの利用も多く主要路線ともいえます。

そこで今回はクアラルンプールから電車でいくイポーの日帰り旅行についてお伝えします。

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マレー鉄道KTM ETSでイポーに行くなら予約は必須!

クアラルンプールのKLセントラル(KL Sentral)はKLIA(クアラルンプール国際空港)へ向かうKLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)、首都圏交通網のラピドKL(Rapid KL)各路線、マレー鉄道KTMコミューター(近距離旅客路線)やKTM ETS(都市間高速電車)などさまざまな路線が発着するターミナル駅です。

その中でイポーやマラッカ方面(※)などに移動する際に利用するKTM ETSはマレー鉄道の都市間高速移動サービスです。発着プラットホームは地階にあり発券などを管理するオフィスは2階にあります。

※2025年現在、マラッカへ電車で行く場合は約50km手前のタンピン(Tampin)で下車。路線バスかタクシーなどで40分〜1時間ほどになります。路線バスの運行が定まっていないこともあるので高速バスの利用が一般的です。

電車でイポーに行く際は座席予約をしておきましょう。空席があれば当日でも乗車可能ですが実際はほぼ満席の状態が多く希望する時間に乗れないことがあります。また日帰りで訪れるならば帰りの座席予約もしておきましょう。

 

クアラルンプール(KLセントラル駅)からイポー駅までは2時間〜2時間半です。急行(通常はこちら)ではなく特急(Express)を選ぶと30分ほど乗車時間が早くなります。また運賃も日にちや時間帯によって異なります。片道約RM30〜50(1130〜1884円)です。

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チケット購入については予約方法によって異なります。

①KTMのアプリで予約

アプリ内「マイチケッツ(MyTickets)」の中にQRコードが格納されます。乗車の際は改札でアプリをスキャンするだけです。今後も利用する予定があれば一番便利な方法です。

②ETSの公式サイトで予約

予約完了後に登録したメールアドレス宛にPDFが添付されて送られてきます。これがチケットとなるので印刷して持参します。印刷ができない、あるいは忘れてしまった場合は駅の窓口(カウンター)または自動券売機(Self-Service Kiosk)で発券してもらうことも可能です。

③駅で発券(事前購入も含む)

紙のチケットとなります。事前に購入した場合は当日持参します。

余談ですがKTM ETSの長距離線にはビジネスクラスがあり、その場合は軽食(飲み物とサンドイッチ、マフィンなど)が提供されます。時間帯によってはランチ、ディナーとしてナシレマ(Nasi Lemak)や東南アジア風炊き込みごはんのビリヤニ(Biryani)も提供されます。

ビジネスクラスはKLセントラル駅でラウンジが利用できます。航空会社のラウンジに似ていますがKTMのルビーラウンジ(Ruby Lounge)はドリンクのみの提供となります。

公式サイトからの予約は以下のサイト(英語/マレー語)から可能です。利用者の情報を登録してから乗車希望する列車の選択をします。

https://online.ktmb.com.my/

KTM ETSの運行種別には予約をするときにプラチナ、ゴールド、シルバーと表記されていますが基本的にはシートの差ではなく乗車時間の差となります。プラチナは停車駅が少なく乗車時間が短くなります。

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予約はしたものの当日にどうしてもキャンセルをしなければいけないこともあるかと思います。その場合は予約した列車の発車時刻前であれば返金されます。

以下は返金の目安となります。

出発時刻の72時間以上前 運賃の75% が返金
出発時刻の72時間以内~2時間前まで 運賃の50% が返金
出発時刻の2時間以内 返金なし (0%)

実際の返金についてはKTMのカスタマーサービスや窓口などで確認をお願いします。

電車でイポーへ行く当日について

早めにKLセントラル駅行きましょう。また外国人の場合パスポートが必要なので携行しておきます。場合によっては自動改札機(ACG)でパスポートをスキャンしたり乗車中の検札時などに提示を求められることもあります。

待合室があるので乗車可能(ボーディング)のアナウンスがあるまで待機しています。ビジネスクラスがある列車の場合はチケットにより優先搭乗があります。

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自由席はなく全席指定なので問題はないのですが、スーツケースなどを持ち込む(運賃に含まれています)場合はスペースに限りがあるので早めに乗車しましょう。

車内ではキオスク(売店)で軽食やスナック飲み物などを購入できます。食べ物を持ち込むこともできます。軽食はマレーシアのローカルフードやサンドイッチなどです。おおよその値段設定は持ち込むよりは割高になりRM10〜18(約380〜680円)です。車窓を眺めながら食事をすることでマレーシアの旅情を感じられるのではないでしょうか。

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KLセントラルを出発し郊外に出るまでは市内の主要駅に停車します。スンガイブロー駅(Sungei Buloh)を過ぎるとプランテーションが見えてきたり茶色い川が流れるマレーシアらしい田園風景が続きます。