マレーシアに移住しお子さんをインターナショナルスクールに通わせたあるご家族のインタビュー記事第二弾です。
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マレーシアでインターナショナルスクールに行かせた家族の実体験インタビュー(1)
まずは下見を兼ねて8日間の行程でマレーシアの首都クアラルンプールを訪れたAさん一家。実際に行ってみることが必要だったと思うことが多かったといいます。

マレーシアでインターナショナルスクールの下見と申し込み
一番の目的であるマレーシアでインターナショナルスクールの見学は1日で3校訪れたそうです。マレーシアのインターナショナルスクールは年に何回かオープンデー(Open Day)といって学校内を見学したりカリキュラムの説明をしたり、スクール体験などをする日を設けていますが、それ以外のときは事前に予約することで案内をしてもらえます。
インターナショナルスクールの見学に際して一番の悩みどころはお子さんの英語に関してだったそうです。というのも学校によって英語サポート(ESOL =English for Speakers of Other Languages)の内容でした。またマレーシア移住当時は子どもだけではなくご両親も英語には不安があったそうです。
学校行事や日本の個人面談のように英語が必要な場面があります。また学校からの連絡も全て英語となるからです。保護者として学校に関わる際、当初は通訳を依頼(有償)したそうですが、数年ほどするとなんとか自分たちでこなしたり知り合いの日本人に相談したりして対応できるようになったそうです。
どのインターナショナルスクールも入学もしくは学期によっては編入試験があります。また人気のある学校は入学願書(Application for Admission)を出願しても希望する学年がフルだった場合、順番待ちリスト(waitinglist)に回されてすぐには入学できないこともあります。その場合は他校を考えるか、他校に通いながら空きを待つことになります。
またインターナショナルスクールにもレベルがあって、例えばイギリス式の場合は英語圏から教師を招聘していると学費や授業の質がが高く、ローカルや多言語の国から採用している場合は学費が安い傾向にあります。校内の施設や設備、通っている生徒の国籍比率、そして一番重要なのがカリキュラムの提供です。

マレーシアではイギリス式のカリキュラムを提供している学校が多いのが特徴です。14歳から16歳を対象とした、イギリスのGCSE(General Certificate of Secondary Education)に対応する国際的な中等教育修了資格プログラムだけではなく大学進学に必要な主に16歳から18歳が対象の高校卒業資格となるA-Level(ASレベル=AS Level, Advanced Subsidiary Level)と後半パートはA2レベル=A2 Levelから成る)のプログラムの提供をしているかどうかも重要なポイントとなります。
日本から教育移住をするにあたり、何歳までマレーシアの学校に通うかということになります。Aさん一家の場合は長期滞在できるビザがあるためそのへんは区切りはなく最低でも2年ぐらい、あるいはそれ以上と考えていたとのこと。
教育移住で子どもが英語力を身につけるということを漠然と考えていましたが、実際には渡航した時の年齢や本人の性格などのほか、インターナショナルスクールの母国語スピーカー比率も重要となります。
日本人が多いインターナショナルスクールでは母国語を話しがちになりますが初めて海外の学校に通う場合は心強かったりします。また保護者としても学校に関する話を日本語でできるのは便利かもしれません。しかし英語の習得に関してはどうなのかという疑問もあったそうです。

子どもが実際にマレーシアへ来てインターナショナルスクールに通うことを考えたとき新しい環境になじめるかどうかどうかという不安が一番大きかったといいます。また各校で資料をもらって比較すると数年通うと考えた場合学費の問題も大きくなることもわかりました。
兄弟姉妹がいると割引が適用される学校もありましたが、小学校(Primary)と中学校(Secondary)ではかなり学費があがり最終的には小学1年生(Year1)と中学校3年生(Year10)では2倍になるケースもわかりました。
またマレーシアのインターナショナルスクールに通学するのであれば保護者が送迎(主に車)かインターナショナルスクールが契約するバス会社に送迎を依頼(有償)しなければいけないこともわかります。ただしその場合もバス会社がスクールバスを運営している範囲内でなければならないことも考慮しなかればならないので注意が必要です。一部の住宅エリアはコンドと学校が至近な場合があり徒歩でも送迎が可能です。
Aさん一家の場合は奥様が車の免許はあるもののマレーシアで運転はしないしない予定だったのでスクールバスの運行範囲内にある学校というのも重要だったそうです。
最終的に立地、英語サポート、学費、そしてA-Levelのスコアや卒業生の進学先といった条件を考慮してインターナショナルスクールを決めました。

マレーシア移住でどこに住む!?
当初は車を持たずにクアラルンプールの中心部に住む予定でしたが日本とは違い子連れで徒歩移動が難しいと実感する場面も多いと感じたこともあり郊外の住宅地を候補にします。また郊外の方が比較的子育てに向いている環境が多いと感じたことも理由の一つです。
居住地探しに関してはコーディネータの方に相談はしたのですが、その際にどちらを薦めるということは立場できないと伝えられたそうで最終的な判断は家族で相談して決定しました。
日本から渡航するので便利で治安が良いとされるエリアで新築のコンド、車(ミドルサイズの日本車で新車)を所有するなどの条件をもとに初期費用を400〜500万円(RM11万4000〜14万3000)と考えていたそうです。
これは同じ英語圏の国と比べて家族で移住する前提では破格だったそうです。
次に続く

