マレーシアでインターナショナルスクールに行かせた家族の実体験インタビュー(1)

マレーシア休日

今回はクアラルンプールのインターナショナルスクールに実際に通っていたご家族から伺った話を元に記事を作成しました。

これから家族でマレーシア移住を考えている方の参考になればとのことで、実体験を語っていただきました。

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今回お話を伺ったAさんご家族はお子様の将来を見据えて英語で教育を受けさせることを考えたそうです。当初の移住先の候補はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語を母国語とする国。日本でインターナショナルスクールに通わせることも考えましたが、早いうちにグローバルな体験をしたり、視点を持ってほしいと海外へ出ることを決意しました。

移住前にリサーチをした結果、まず立ちはだかったのが長期滞在ビザの取得。一部の国は留学生のみ発給されるため本人のみの渡航となり、寮生活、ホストファミリーの家に滞在するホームステイなどになることが判明しました。

一番下のお子さんが小学校低学年だったため、単身で外国に送り出すのは躊躇(ちゅうちょ)したそうです。また学費に関してはイギリス、スイスなどのボーディングスクール(全寮制の学校で伝統校や名門校が多い)なども調べたところ、年間で2000万円かかるケースもあるようで予算オーバーのため断念。

マレーシア休日

次に検討したのが保護者ビザ(Guardian Pass)。これは留学する子どもの保護者として取得できるビザで子ども1人に対して保護者1人に対応。取得可能な国がオーストラリア、ニュージーランドなどでした。北米の場合は保護者ビザがなく、観光目的で入国し延長する手続きが必要だったり、帯同家族ビザの申請が必要だったりと家族全員での移住が難しいということが判明しました。

また住居に関してはカナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド(国や在住する都市、郊外などによる細かい違いはあります)では治安や利便性を考慮すると郊外でも1ヶ月のレント(家賃)が日本でいう2LDK程度で30万以上となることも。大人で単身であればシェアハウスなども利用できますが、家族でとなるとかなり難しくすぐに家が見つからない可能性があると判断しました。

さまざまな方面から情報をリサーチし最終的に移住先に決定したのがマレーシアだったそうです。

※個人情報守秘の観点からご家族が特定できないように一部内容を変更してあります。なお家族構成などは詳細は省きます。お子さんの当時の状況を元に文章を構成しました。

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マレーシアに移住を決めた理由

いろいろと調べていくうちにマレーシアが長期滞在ビザを取得しやすいという情報にたどりつきます。

当時のマレーシアは非常にビザが取得しやすい環境だったそうです。マレーシアで長期滞在ビザといえばMM2H。国内居住をしなくてもよく、条件がを満たせば就労中の社会人でも比較的取得が簡単でした。また、新車を購入した場合、車種によっては税金の免除があったり(最終的に手放す時に支払わなかればならない)、マレーシアの銀行に預ける定期預金が主申請者が50歳以上でRM35万、50歳未満はRM50万でした。現在は条件が改定されかなりハードルが上がってしまいました。

また調べていくなかでマレーシアは日本人が就労しやすい環境が整っていることもわかります。

日本語話者を必要とするBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)企業が多くまた、製造業などの日本企業進出も多いため現地採用以外にもビザを取得して就労しやすくなっています。2025年1月に改定された法定最低賃金はRM1700(約59775円)となっています。マレーシアで就労ビザを取得して働く場合の最低賃金はRM5000(約175808円)です。

日本の感覚からすると少ない印象ですが家賃、公共料金などの固定費が安くコスパがよいことを考えると魅力的です。

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マレーシアでの長期滞在方法について

海外移住に際して最も大事なのがビザ(査証)です。安定して長期滞在するためには年間単位のビザが必要となります。

また数年単位での長期滞在ともなると資金面の準備も万端にしておきたいと考えます。初期費用、現地の学校に支払う学費以外の経費、不意の支出などにも備えが必要です。

Aさんご一家は日本で不労所得があるので、そちをメインの収入源にしつつさらに夫婦のどちらかが働くことも考えました。就労だけではなく起業をすることでもビザを得る手段があることもわかりました。まずは国内外の就職、転職エージェントなどに相談しました。

最終的に家族全員がマレーシアに長期滞在可能となるビザを取得し渡航準備を開始することになります。

デサパークシティ

マレーシア移住への渡航準備で下見

Aさん一家は東南アジアへの旅行経験はありましたが、マレーシアを一度も訪れたことがありませんでした。そこで下見を兼ねて移住候補地のクアラルンプールを訪れてみることにしました。子どもの学校の休みを利用して8日間の行程に。

初めて訪れるクアラルンプールは思ったよりも都会で東京よりも多いかと思われるほど高層ビルが立ち並んでいたのが印象的だったそうです。買い物に便利で公共交通機関も充実しているブキッビンタンやKLCCの近くに住むイメージを持っていたそうですが、家族のQOLを考えて他のエリアを探すことに。

実際に訪れたエリアはモントキアラ(Mont Kiara)、デサパークシティ(Desa ParkCity)、サイバージャヤ(CyberJaya)など。当時の印象は以下のようだったそうです。他にも2カ所行ったそうですが今となっては印象が残っていないそうです。

デサパークシティ(Desa ParkCity)

緑も多く公園があり計画的に作られていてマレーシアとは思えないようなエリアだった。ただ当時はコンドミニアムがまだ少なく選択肢が少ない印象。クアラルンプール中心部から遠いので車がないと生活しずらいかなと思った。ただエリア内にはインターや商業施設、病院などは一通り揃っていた。

モントキアラ(Mont Kiara)

日本人が多く、商業施設に隣接、または徒歩圏内の今度が多い。コンドによってはKLCCまでの無料シャトルバスが出ていると聞いた。日本式の塾や習い事のマレーシア支部があり日本に戻ることを前提とした駐在のご家族が多かった印象。日本食レストランも多くて驚いた。

サイバージャヤ(Cyberjaya)

空港から30分ぐらい?とにかく近かったという印象。コンドもあったが戸建てが点在していて車生活が必須となるが人があまりいない分、閑静で治安もよさそう。世界的な企業のオフィスが多くて驚いた。

また教育移住がメインなので現地の案内コーディネーターに依頼して車で一気に数校見学もしたそうです。

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マレーシアの教育カリキュラムは英式が多く、多くのインターナショナルスクールではケンブリッジ大学の国際試験機構(Cambridge International Examinations)が提供しているIGCSE(中等教育修了資格)やA-Level(大学入学資格)といった国際的に認められた統一試験を受け、その結果が大学進学に利用されます。

またクアラルンプール市内や近郊には国際バカロレア (International Baccalaureate/IB)、アメリカ式といった英語教育以外にもドイツ語、フランス語といった他言語の現地校もあることを知りました。

次へ続く