マレーシア移住。家賃や引越し前にチェックしたいポイント

マレーシアで家賃はいくら払えば、快適なコンドミニアムやタワーマンションに住めるの?
マレーシアで家を探す上で、気をつけたほうが良い点ってどんなこと?

こういった疑問に答えます。

いわゆる「タワーマンション」に日本人現地採用者が多く住むマレーシア。きらびやかな側面に目を奪われがちですが、実際の家賃水準や、不動産を借りる際には何に注意すれば良いのでしょうか。ソトシゴトを見に来てくれる方から、採用決定後のご相談で最も多いのは、ビザ。そして、次がマレーシア現地での家に関する悩みです。

今日はこれまで200名以上の方にマレーシアのコールセンターやカスタマサポートのお仕事をご紹介してきた私が、マレーシアの住宅の家賃事情や家を探すときのポイントをご説明します。

結局いくら家賃を支払えば、マレーシアで快適に住めるの?

結局いくら家賃を支払えば、マレーシアで快適に住めるの?

クアラルンプールの家賃相場とセランゴールの家賃相場

首都クアラルンプール内と、その郊外セランゴールとでは家賃相場が違います。同じ60平米程度を借りるにしても、クアラルンプールは2,400RM~3,000リンギット(RM)セランゴールは1,900RM~2,600RMが相場です。

単身者の場合

単身移住なら、クアラルンプールで2,500RM程度、セランゴールで1,900RM~2,100RMの物件に人気が集中します。

家族連れの場合

お子様の有無や家族の人数にもよりますが、クアラルンプールで2,800RM~3,200RMセランゴールで2,500RM~2,800RMの支払いで、約70平米~100平米の物件で暮らせます。

ルームシェア

若手現地採用者の中には、ルームシェアをする人もちらほらいます。月額1,000RM(日本円で2万7千円程度)の家賃で暮らしている人もいます。ルームメイトと生活を満喫している人もいます。

セランゴールのこと、知りたい人・良くわからない人は以下の記事を参考にしてください。

マレーシア在住者に聞いた、オススメの引越し方法

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民宿サービスを利用して様子を見る

Airbnbなど欧米系の会社が運営する民宿サービス経由で約1週間住んでから長期契約に移行する方法が、マレーシア在住欧米人の間で流行っています。

なぜなら、民宿サービスを通した契約の場合は契約条項もその民泊サービス会社が決めたものになるため、マレーシアの独特な商習慣に沿った契約を結ばずに済むため。また、実際に滞在してから長期移行できるというのは、安心材料にもなります。

マレーシアでは物件内覧時はすべて写真撮影が基本

マレーシアでは物件内覧時はすべて写真撮影が基本

また、内覧時の様子と引渡し後にかなり相違があったりするのも、マレーシア商習慣。内覧時に、部屋の様子を全て写真に撮り証拠に残すくらいの気合でOKです。

では、以下内覧時のポイントを説明していきます。

実際の住み心地を充実したものにしたいなら、内覧時に確認すべきポイント

テレビの映り具合と衛星放送契約

内覧時には様々なチャンネルがきれいに映っていても、その状態が引き渡し後も続くとは限りません。そもそもマレーシアは衛星放送に加入しないと、2つ程度のチャンネルが砂嵐画面の状態で映るのみ、というのが通常です。衛星放送加入料金も含めての家賃なのか、きちんと内覧時に確認しましょう。

水周りを細かくチェック

マレーシアの住宅で最も苦情が多いのが、水周りのトラブル。パイプが切れていたり、土台と水道管がしっかりと繋がっていなかったり、きちんと排水されなかったり、様々です。

内覧時に「水を1分間流して良いですか?」と尋ね、いろんな蛇口から放水させてもらいましょう。その申し出を嫌がる相手なら、その物件は忘れてください。マレーシアは物件過多です。大家さんも、良い物件も、他にいくらでもあります。

ガスあるいはIHが本当に作動するか

美しく見えても実際には作動しない、なんてこともあります。最新型すぎて使い方がまるで分からない、ということもあります。大家さんあるいは仲介業者に、内覧時に使い方を尋ねましょう。尋ねているのに説明できないようなら、その人たちは物件のことを実はよく分かっていない、ということです。

火の元でのトラブルは、発生したら致命的です。借主の質問にきちんと答えられる大家さんや仲介業者が運営する物件のみ、相手にしましょう。

エアコンの効き具合

エアコンが効かなくてもシーリングファン(天井に備え付けられた扇風機)があれば過ごせますが、念のためエアコンの作動状況を把握しておきましょう。

コーランの音量

イスラム教に馴染みのない日本人が陥りやすい失敗が、これです。イスラム教の国家ゆえ一日5回コーランが流れます。これを忘れてモスクの近くに部屋を借り、不眠症を生じる人がいます。

実際の音量はモスクによるため、こればかりは現地で聞いてみないと何とも言えません。物件によっては近所に3つもモスクがあり大音量に悩まされることも。逆に、まったくコーランが聞こえない物件もあります。コーランが流れる時間帯に内覧できるとベストですね。

シャワーのみか、バスタブ付きか

バスタブでゆっくりとお湯に浸かりたいのが日本人。ところがマレーシアは赤道ゆえ、現地の人たちはむしろ冷たいシャワーでサッと済ませたい人が多数。よって、豪華な物件であってもバスルームだけは妙に簡素だったりします。また赤道の国ではオフィスが一日中クーラーで冷え切っており、帰宅後にお風呂に入りたくなるケースも。

マレーシアの不動産契約書でチェックすべきポイント

マレーシアの不動産契約書でチェックすべきポイント

イスラムならではの契約書「神の思し召し」

マレーシア人が作る賃貸契約書に記載されているのが次の一文。「入居後に物件内でダメージなどを発見しても、それは神の思し召しとして苦情を入れない」。この国のメインとなる宗教は仏教ではなくイスラム教なのです。イスラム教は「アッラーの神の思し召し」を基本理念としています。なかなか日本人には理解しづらい感覚ですが、神の思し召しが適用される契約書の意図を理解しておきましょう。つまり、「契約前によく物件を見て、自己責任において住む覚悟が整ってから契約すべき」ということなのです

口約束は無効

これは、どの国に住む場合でも同じでしょうね。言った言わないは関係なく、契約書が命です。

光熱費、共営費、Wi-Fiが料金に含まれているか

結構トリッキーなのがこの諸経費に対する理解です。もし家賃に含まれていないのであれば、入居確定日にまず電力会社に行き、「私は○月○日から入居しますので、それ以前の未払い光熱費は私にチャージしないでください」と宣言しておくと良いでしょう。これにはマレーシアならではの深刻な理由があります。

家具付きが基本のマレーシアの物件には隣国から出稼ぎ労働者がスーツケース一つで住み込み、一定期間住んだ後そのまま夜逃げしてしまうケースが後を絶ちません。すると、電力会社としては、個人に光熱費を請求するというよりも物件に請求するという感覚なので、前の入居者のせいで発生した滞納分も新入居者に請求してしまうことがよくあります。

電力会社ものんびりしており、2年も滞納されてからようやく滞納警告書を送りつけるような運用のため、警告書を送った時点ではすでに前の入居者が夜逃げした後だったりします。前の入居者と電力会社との間に何が起きているのか知らない新入居者は、なぜか電気が止められてしまう。毎日のシャワーも扇風機も必要不可欠な南国で電気を止められたら困ります。。。

マレーシアの移住直後は、光熱費やWi-Fi料金が全て家賃に含まれているような契約のほうが気楽かもしれません。

弁護士に契約書を見てもらう借主も

マレーシアの弁護士相談料は非常に安く、日本とは比べものになりません。賃貸契約書の事前チェックとリスクについての見解を得る程度なら、1万円台で引き受けてくれる弁護士も存在します。契約前に不安が解消されないなら、一度弁護士に見てもらうのも一手です。

それでもマレーシアは家賃は安く、生活の質が高い

それでもマレーシアは家賃は安く、生活の質が高い

いろいろ注意点を書きましたが、これらをクリアすればマレーシアの家賃の安さと生活の質は、やはり素晴らしいものです。QOL(Quality of Life)が最も高い国の一つと言っても過言ではないでしょう。

マレーシアでカスタマーサポートの仕事が見つかった後、マレーシアでのコンドミニアムやアパートの契約は最初の難関といえるかもしれません。マレーシア現地での生活の第一歩として、マレーシアで自分に合った物件を探してください。

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