【2020年版】徹底解説!マレーシア・クアラルンプールの公共交通機関と乗り方

【2020年版】徹底解説!マレーシア・クアラルンプールの公共交通機関と乗り方

熱帯の国マレーシアの気候は晴れると日射しが強く、短い時間に雷雨を伴った豪雨(スコール)もよく降ります。一般的にタクシーが日常の足として利用されていますが、車社会のため場所によっては交通手段に困ることもあります。

ただしマレーシアの首都クアラルンプール周辺地域(クランバレー首都圏)は電車やバスなどの公共交通機関が整備され、在住者だけではなく観光で訪れても利用しやすくなっています。そこで今回はクアラルンプールにおける公共交通の電車・路線・乗車方法などについてお伝えします。

クアラルンプールの鉄道会社と路線について

クアラルンプールの鉄道会社と路線について
クアラルンプールのターミナル駅のKLセントラル

クアラルンプールと周辺地域の鉄道路線は、政府財務省傘下のラピドKL (Rapid KL)が7路線、国鉄マレー鉄道の近郊路線KTMコミューター(KTM Komuter)が3路線の計10路線(2020年7月現在)あります。

また、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport=KLIA)とクアラルンプールのターミナル駅であるKLセントラル駅(KL Sentral)間を結ぶ特急列車KLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)が運行されています。

クアラルンプールの鉄道路線図はこちらから見られます。

では、以下詳細を説明していきます。

ラピドKL

ラピドKLにはLRTMRTKLモノレール(KL Monorail)、BRTがあります。クアラルンプール市内の移動であれば、ラピドKLの路線でほぼカバーできます。主な観光スポットなども駅から徒歩圏にある場合も多いので効率よく回れます。

またターミナル駅や主要駅などでは乗り換えだけではなく、近隣の他路線の駅へ専用通路で徒歩移動ができます。ラピドKLの路線と主な特徴は以下のようになります。

LRTKLセントラル駅を中心に市内の主要スポットを網羅する高架鉄道。

・アンパン線(Ampang Line)

・スリ・ペタリン線(Sri Petaling Line)

・ケラナ・ジャヤ線(Kelana Jaya Line)

運行時間:6:00〜24:00 運行間隔:3〜14分

MRT北部から南部まで全長51kmの自動運転の地下鉄&高架鉄道。

・SBK線(スンガイブロー・カジャン線)

運行時間:6:00〜24:00 運行間隔:4〜15分

KLモノレール市内中心部を走り駅間が短いがちょっとした移動に便利。

運行時間:6:00〜24:00 運行間隔:5〜12分

BRTサンウェイ・ピラミッド地区とLRTの駅をつなぐ高架の専用道路を走るバス路線

運行時間:6:00〜24:00 運行間隔5〜10分

※駅のゲート開閉時間が異なるので注意。早朝深夜や土日祝は運行本数が少なく、運行間隔も長くなります。

ラピドKLの公式サイトはこちら

KTMコミューター

国鉄マレー鉄道がクアラルンプール近郊などで運行している近距離線。いくつかの駅でラピドKLの路線へ乗り換えができます。運行本数は朝夕のラッシュ時に15〜30分間隔、それ以外の時間帯は1時間に1〜2本とあまり多くありません。

KTMコミューターの路線と主な特徴は以下のようになります。

セレンバン線(Seremban Line)

KLセントラルからバツー洞窟へ30分、旧クアラルンプール駅(Kuala Lumpur)、人気のショッピングセンターがあるミッドバレー駅(Mid Valley)へは一駅。

・ポートクラン線(Port Klang)

日本人が多く住むスバン・ジャヤ(Subang Jaya)、テーマパーク・ホテル・商業施設があるサンウェイ地区へのアクセスに便利。終点は港湾都市クラン。

ターミナル・スカイパーク線(Terminal Skypark Line)

主にLCCが発着するスバン空港(KL SZB Airport) とKLセントラル、LRTのスバン・ジャヤ駅(Subang Jaya)間を結ぶ2路線。スバン空港は旧マレーシアクアラルンプール国際空港で正式名称はスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(Sultan Abdul Aziz Shah Airport)

KTMの公式サイトはこちら

KLIAエクスプレス

クアラルンプール国際空港とKLセントラルを最短約30分で結ぶKLIAエクスプレス
クアラルンプール国際空港とKLセントラルを最短約30分で結ぶKLIAエクスプレス

マレーシアの空の玄関クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport=KLIA)からターミナル駅のKLセントラル(KL Sentral)まで最短約30分で結ぶ快速・特急列車KLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)。KLIAエクスプレスとKLIAトランジットの2種類あり、路線や運賃は一緒で停車する駅の数が異なります。

KLIAエクスプレスの公式サイトはこちら

クアラルンプールの公共交通機関の乗り方、運賃について

クアラルンプールで公共交通機関を利用する際の運賃の支払い方法は現金の場合は駅の券売機でトークンを購入し乗車
現金の場合は駅の券売機でトークンを購入し乗車

クアラルンプールで公共交通機関を利用する際の運賃の支払い方法は2種類で、現金もしくはチャージ式のIC乗車券を使います。

現金の場合はタッチパネル式の券売機で目的地をタップし画面に表示された運賃を払うと青くて丸い形のトークンが出てきます。これを改札機でタッチして乗車し、降車駅では改札機の穴にトークンを入れます。

マレーシアで鉄道に乗る際、下車駅ではタッチンゴーカードをタッチするか、トークンを穴に入れて改札を出る
下車駅ではタッチンゴーカードをタッチするか、トークンを穴に入れて改札を出る

チャージ式ICカード乗車券「タッチンゴー(Touch’n’Go)機能付きカード」(以下、タッチンゴーカード)は日本のSuicaやICOCAようなものです。事前にチャージしておくと駅の改札機でタッチするだけでラピッドKL、KTM、バスだけでなくKLIAエクスプレスにも乗車できます。

ラピッドKLのタッチンゴーカードは駅のカスタマーサービスで購入&チャージ可能だ
ラピッドKLのタッチンゴーカードは駅のカスタマーサービスで購入&チャージ可能だ

タッチンゴーカードは駅のカスタマーサービス(改札機のわきのガラス張りのブース)などで購入できます。価格は15リンギット(約375円)。5.2リンギット(約130円)がカード本体価格で、9.8リンギット(約245円)はチャージ分となります。駅以外ではドラッグストアのワトソンズ(Watsons)、スーパーのテスコ(TESCO)などでも購入可能です。

マレーシアではチャージすることをトップアップ(TopUp)と呼び、現金やアプリ経由などでできます。慣れないうちは現金でトップアップするのが簡単。駅のカスタマーサービスのスタッフに「トップアップ、プリーズ」と言うと金額を聞いてくるので50リンギットなど具体的な金額を伝えます。必ず領収書を受け取るようにしましょう。

また駅以外ではニュースコム(News.com)、セブンイレブン(7-Eleven)といったコンビニでも可能です。トップアップ時には手数料が0.5リンギット(約12.5円)引かれます

残高や利用履歴はタッチンゴーのスマホアプリと連動させることで照会できます。

利用していて気をつけたいのが残高です。電車は5リンギット(約125円)、バスは3リンギット(約75円)以上の金額がトップアップされていないと乗車できないので注意しましょう。電車もバスも運賃はタッチンゴーカードを利用した方が現金よりも安くなります。電車の初乗りは0.4〜1.5リンギット(約10〜37円)ぐらいで、路線によって異なります。

ラピッドKLの公式サイトの運賃計算はこちら

KTMの運賃計算(外部サイト)こちら

クアラルンプールを走る有料バスと無料巡回バスGOKL

KL市内無料巡回バスのGOKLはローカルの足としても利用されている。

鉄道以外のもう1つの公共交通機関であるクアラルンプール市内を走るバスには有料と無料のものがあります。

有料バスはローカルの足として利用されている印象です。ラピッドKLのバスはアンパン(Ampang)、チェラス(Cheras)など8つのエリアごとに路線が細かく分かれています。バス運賃はタッチンゴーカードで支払いが便利です。

というのも、運賃は1〜5リンギット(約25〜125円)で停留所ごとではなくゾーン制となっているからです。乗車時にタッチしてまずは多めに支払い、降車時に再度タッチして精算して返金される、という方式になっています。

無料バスのゴーKL(GOKL)はクアラルンプールの繁華街ブキッ・ビンタンやKLCCを中心に5路線運行されています。青、赤、緑、紫、オレンジと各路線(ライン)は色分けされていて走行エリアが異なりますが、一部停留所で乗り換えができます。一方向のみに進む巡回バスなので、隣の停留所でも一周しないといけないこともあるため気をつけてください。

観光などに便利なのはブキッビンタン、ペトロナスツインタワーやKLCC近くのホテルなどを通るグリーン・ライン(Green Line)、ブキッビンタン、KLタワー、セントラル・マーケットなどを通るパープル・ライン(Purple Line)です。

クアラルンプール市内は慢性的に渋滞しているため、到着時刻が読めないこともあるので、利用の際は時間に余裕を持つことオススメします。

GOKLの公式サイトの路線図はこちら

※2019年に追加されたオレンジラインは未記載となっています。

停留所や付近がわかりやすい路線図(外部サイト)はこちら

マレーシアに来たての頃は、公共交通機関を利用するのは不安があるかもしれませんが、クアラルンプールは路線もシンプルで駅構内にも表示が多く、わかりやすいと思います。ただしスリなども出没するので、注意してください。

マレーシアのコールセンターで働くことや給料や現地での生活など、ご質問や不安が有る方はソトシゴト公式LINEからお問合せ下さい。最新情報を個別にお知らせします。

LINE登録
LINEで送る
Pocket