「月給6,500リンギット」マレーシア現地採用社員の生活費を教えてもらった

「月給6,500リンギット」マレーシアOL生活費を赤裸々公開

マレーシアの生活費っていくら?
マレーシア現地の給料水準で、貯金貯まるの?

こういった疑問に答えます。

マレーシアでフルタイム勤務する会社員の月給は会社によってまちまちです。

マレーシアのコールセンターで未経験、もしくはマレーシアにある日系企業の営業職などで提示される相場の給料は、月額6,000リンギット(RM)台といったところです。つまり日本円にすると、約15万円程度のお給料…実際にはどのような生活になるのでしょうか?

マレーシアのコールセンターで働く場合の給料水準は以下記事を参考にしてください!

今回はクアラルンプールの日系企業で勤務経験のあるMさん(40代女性)にマレーシアでの生活費を中心にお話を聞きました。

6,500リンギットでどのような生活を送れるのか。「何一つ包み隠さずお話します!」とのこと…ではお言葉に甘えてMさんにあれこれ聞いていきたいと思います。

マレーシア就職で重要な点!入社月により生活費の資金繰りが変わる

マレーシア就職で重要な点!入社月により生活費の資金繰りが変わる

最初の半年は給与から最高税率(30%)が引かれる

「年の後半にマレーシア移住した人って、『移住前にあと20万円くらい貯金しておけば良かった』って言うんですよ」

——え?どういうことですか?

「マレーシアでの税務上、移住後半年までは非居住者扱いだから、個人所得税の最高税率がお給料から引かれてしまうんです。しかも、その税率は今年度から30%という高税率だから、なかなか辛い!」

払いすぎた個人所得税はきちんと還付されます

日本人を含めた外国人労働者に対し、マレーシアの会社は始めの半年間、最高税率分にあたる30%を月給から引いて所得税を納めます。税務上、1月1日から12月31日を1期間とみなし、翌年4月に確定申告、払いすぎた税金が還付されます。

「私の場合は2月入社、月給6,500RM。2月から半年間は毎月約2,170RM納税していて、8月から普通の税率に下げられました。2月から8月までの半年間に収めた税金のうち払いすぎた分は、翌年4月の確定申告で還付してもらえました。まとまったお金が還付されるため、プチボーナス気分ですね」

7月~12月入社の場合、ここに注目

しかし、年の後半に移住した人の場合、その年は滞在日数が足りないため12月31日の締め日の時点で非居住者のままです。「1月1日からは、また『1日目』として数え直しです」

——えー!?

「例えば、2020年8月入社の場合、2020年末まで毎月30%を納付、2021年1月1日から半年間、再び30%を納税します。税務上の居住者として認められるタイミングを越えた2021年の時点で、まず2020年分の確定申告ができ、税金の還付にありつけます。

だから、この期間の埋め合わせ用に『あと20万円くらい(月3万円<生活費のマイナス分>×半年)貯金しておけば良かった…』と考えるわけですね。

レートにもよりますが、最高税率を引かれている期間の手取りは、Mさんの場合約4,550RM(約12万円)、その後は約5,000RM(約14万円)といったところでしょうか。(月額給与6,500RM、ボーナス、交通費補助有り)」

——なるほど、7〜12月入社の人は税金を長く納めることになってしまうんですね。

では、以下マレーシアの生活費の多くを占める、家賃・交通費・食費・通信費・海外旅行費・医療費の月々の費用の目安を見ていきましょう!

マレーシア在住日本人OLの家賃…毎月2,300RM+メイド料金100RM

マレーシアの在住日本人OLの生活費)家賃)…毎月2,300RM+メイド料金100RM

生活費の多くを占めるマレーシアの家賃相場

結論から言いますと、クアラルンプール勤務の単身の場合1,900RM~2,500RMが月額相場のようです。

「私のお部屋は光熱費やWifiも含めて2300RM(約6万円)ですよ。宜しければ見てみますか?」

——はい!せっかくなので見せて頂きましょう。

マレーシアの生活費の多くを占める家賃。Mさんの家をご紹介いただきました。
Mさんのお部屋(実物)

「買ったのはシャワーカーテンくらい。こちらでは家具付きが当たり前なんです」。

このクオリティーで月額約6万円とは驚きです。

「何畳?さあ…全体で60平米と聞いてますけど」。

——コンドミニアムの設備ってどんなものがあるんですか?

「どこもだいたいプール付きです。マレーシアでプール付き住宅は、特別なものでは無いですよ」。

マレーシアの生活費の多くを占める家賃。Mさんの家をご紹介いただきました。こちらはコンドミニアムのプールです。

テレビで取り上げられるプール・ジム付きのコンドミニアムというのは現実に存在するんですね。

人生初のメイドさん…現地採用のお給料でも支払えます!

「隔週1回、メイドさんがお掃除に来てくれます。窓拭き、キッチンやトイレ洗浄、ごみ捨て、床の水拭き、家具拭き。あと何だっけ…?まあ、家全体をくまなく拭いてホテルみたいに仕上げてくれます(笑)」

——ちなみに費用はいくらかかるのでしょうか?

「毎回50RM。1,200円くらいですかね」

——月2,400円程度でメイドさんを雇う生活なんて羨ましい限りですが、気楽に過ごしているかのようなMさんはメイドさんを雇ったことで、あることに悩まされているそうです。

「お掃除スキルが無くなった気がします(笑)」

交通費(クアラルンプール近郊通勤者)…毎月180RM

クアラルンプール近郊通勤者の生活費(交通費)…毎月180RM

電車

片道1駅1RM(約27円)。ただ、日本人の現地採用者は会社の近くに住み徒歩通勤する人が多いです。

タクシー

Grabという配車アプリ経由で個人タクシーを探し、表示された金額でOKならそのまま予約します。よほどの混雑時以外、25キロ走行しても約30RM(約1,000円)で済みます。

会社から6駅離れた場所に住むMさんの場合

片道2.7RM(約70円)×35回(朝20回、夜15回)、残りの回数はタクシー=約180RM(約4,700円)

マレーシアでの1か月の食費…毎月770RM

マレーシアでの1か月の生活費(食費)…毎月770RM

自炊1回、外食2回、を1ヶ月続けると…

ナシレマッ(マレーシアのポピュラーなごはん料理)などのワンプレート料理が1食4RM(約100円)、フードコートの食事がドリンク付で13RM(約300円)、自炊1食2RM(約50円)、レストランでの食事1回40RM(約1,000円)とし、毎日1回は自炊、レストランでの食事を月8回とすると、1ヶ月で約770RM(約20,000円)。

「まあでも私ももう40代ですから、胃がもたれて1日2食の日もあります。結局のところ約700RM(約18,000円)で落ち着くことが多いです」

「3食すべて外食」というマレーママが多い理由

ご覧のとおり、ワンプレート料理と自炊とでは1食50円程度しか差が無いため、面倒くさいから3食全て外食!という家庭が非常に多いのです。

「同僚の多くが働くママですが、料理は一切しない人が半数以上」

まあ、これだけ安ければそうなりますよね…。

クアラルンプールでお寿司を食べてみると、、、

サーモン寿司とか巻き寿司が人気のマレーシア。和食店もたくさんあります。実際に食べると、だいたいこのレベルで30RM(約800円)。

マレーシア・クアラルンプールで食べたお寿司
マレーシアの寿司も普通に美味しいですよ

酒豪の人はここに注意

イスラム教は禁酒が基本。お酒は日本の約3倍します!酒豪の人は家で飲むか、計画性を持って飲みましょう。

マレーシアの通信費…毎月35RM

マレーシアの生活費(通信費)…毎月35RM

「スマホはSIMフリーが主流です。マレーシア到着日に空港でSIMカードを買い、10RM(約270円)でした。さらに、6GBで35RM(約900円)のプリペイドプランを買い、毎月同額をチャージしています。多くのプランはWi-Fi料金込みです」

特にクアラルンプールは東京以上にフリーWifiが街中を網羅しており、爆速に近いとのこと。また、アプリで通話するカルチャーのため、これで十分なのだそうです。

マレーシアでのSIMカードの最新情報は以下にまとめています。

マレーシアから海外旅行…毎月1,000RM

マレーシアから生活費(海外旅行費)…毎月1,000RM

「東南アジアのハブですからね。空港もKL中心部から近いですし、月1回はアジア旅行を楽しんでいますよ」

例えばバンコク行きがハイシーズンで往復420RM(約12,000円)。

東南アジアでマレーシアよりも物価が高いのはシンガポールくらいのため、旅先で飲食するとマレーシア国内にいる時よりもお金を使わないそうです。

「お酒もご飯もマッサージもKLより安い。これじゃなんだか生活費の節約目的で旅行しているみたいですよね(笑)」

2泊3日のタイ旅行で使ったお金は1,000RM(約27,000円)。もっと安く旅行したければ、マレーシア国内の島やインドネシア、ラオスなど、いくらでもチョイスがあります。

ちなみに、Mさんは4か月に1度は日本に帰国しているのだとか。

「それでも片道30,000円ほどですから。どうにかやりくりできるものです」

マレーシアの医療費…毎月120RM

マレーシアの生活費(医療費)…毎月120RM

公的病院

日本人はほとんどお世話になることが無いと思われるのが、公的病院です。待合室で非常に待たされ、設備も古い。しかし、例えば風邪をひいたら診察料金と薬代で30RM(約800円)が相場。とにかく安いです!

私立病院

これはもうピンキリですね…。超高級な国際コンベンションセンターのような造りの病院もあれば、個人がやっている診療所まで、さまざまな病院があります。マレーシアは「医療ツーリズム」があるようなお国柄ですので、医療施設が多く充実しているのです。初診料250RM(約6,000円)などの高額設定も普通に存在します。

日本語が通じる病院

日本語が通じる医療施設が点在しています。重症ではないケガ、風邪、体調不良くらいならば町のクリニックで十分です。

「私がよく行くのは『森のまちクリニック』という小さなクリニックです。マレーシアのクリニックにしては珍しく眼科治療もやっていますし、帰りはバス停まで車で送ってくれます。先生も親切で丁寧だと感じます」。ちなみに、小規模で日本語が通じるクリニックの初診料の相場は70RM(約1,800円)程度のようです。

「毎月眼科治療に通って、薬代なども含め120RM程度かな」

風邪をひいたくらいなら、もっと安い印象だといいます。

ちなみにほとんどのマレーシアのコールセンターでは、民間の医療保険支給が社員には支給されるので、ほとんどの病気で無料もしくは少額で治療を受けることができますよ。

貯金は「居住者になるのとならないのとで違う」が、45〜500RM程度は毎月貯まる

マレーシアの生活であれば、毎月45〜500RM程度は毎月貯金が貯まる

非居住者時代の手取り月給約4,550RM-生活費総額4,505RM=45RMでほとんど貯金なし。しかし、税務上の「居住者」になれるまでは国内旅行で済ませたり、自炊を増やしたり、そもそも病院にお世話にならない、メイドを雇わない、など工夫すればもっと節約できます。

そして、「居住者」に認定された後は税金の還付を受けられるのに加え税率も下がり、結構貯金できるようになります

「ボーッ」として貯金が溜まる生活費の安い国、それがマレーシア

「ボーッ」として貯金が溜まる生活費の安い国、それがマレーシア

Mさんの場合は居住者になった後は

「毎月ボーッとしていても500RMくらいは勝手に溜まっていますね。少し旅行を控えれば毎月1,000RMは溜まると思います」

これにボーナス等を加えると1年で約1万8,000RM(約48万円)が溜まる計算になります。

たった50万円弱と思うかもしれません。日本円で考えるとそうかもしれませんが、東南アジアでは3倍ほどの価値があります。

マレーシアの生活費の安さと、生活の質の良さは多くの人が認めるところです。居住者になれば、貯金も貯まるということです。Mさん、インタビューありがとうございました。

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